両津甚句録音会2009/04/24 18:53

両津甚句録音会
地元民謡”両津甚句”の録音を頼まれました。

毎年秋には”両津甚句全国大会”が開催され、去年からNPO法人としても協力していますが、今回はこれとは関係なく 商工会婦人部の民謡同好会からのお話です。

一度仕度をして、地方さんから部員さん 歌い手さんも揃って3曲....両津甚句、相川音頭、佐渡おけさと録音を済ませたんですが、歌い手の荒さん マズイことに風邪をひいていたそうです。

唄がメインなのにね、というわけで 再びみなさん(演奏者のみ)が同じ花月ホテルの広間に集合で 録り直しってことに。和室は音がデッド(響かない)なので録りやすいんです。佐渡にはスタジオがありません、個人でカンタンなのをつくってる人もいるそうですが。

録音は....三味が2台でMICそれぞれ1本づつ 太鼓と鼓には1本 笛に1本 お囃子1本 メインボーカルに1本のマイクをたてて、 8chミキサーがPAタイプなので グループOUTから4ch分をとりだします。MICスタンドの下には広間にあった座布団を敷いてノイズキャンセル。

HDDタイプのマルチレコーダーなのでレベルは全て6~7あたりに設定、後日聴きながら自分の感覚でリバーブ(ウェットぽい)を少しいれて、EQは全体にLOWを少しカット。民謡だからストレートがいいのかとも思いましたがミックスダウン時にはコンプをかけた方が音が前へでますね。


いつものロック系の方が慣れてるせいかやりやすい、聞き手がどういう音が好きなのかがよくわからんしね、なにせウハー要らない世界ですもん。ま タム程度の音がする太鼓もありますが、前面にはだせないし。

笛がピーピーいってじゃまかな?と思ってると ”もっと笛大きく”なんて言われるんで あ そうか? まあみなさんが納得できるようにと、デモつくってお渡ししました。言われるとおりにやりましょうか?でも意見がバラバラなんで誰のを取り入れたらいいのかな?

最後は自分のがよかったなんてね、良くある話では?歌い手の荒さん、以前は民謡大会で優勝したり かなりの声量があります。病み上がりだそうで それも影響しているのかもしれませんが どうもパーフェクトではないらしく満足できなかったかも?もっと前に録って置けばよかったですね。

太鼓やお囃子で参加の曽家(そが)さん、今は消滅している鴨湖会のメンバーです。私が子供のころから知ってる人ですが おん年七十..ん歳なのに高い声がでてビックリです、曽家さんも録っておけばいいのにねもったいない。

他の演奏者さんは羽茂からだそうです、ごくろうさまです。あ 羽茂ってけっこう両津からは遠いんです。出来上がりはCDになるので興味のある方は御購入(売るのかな?)してくださいね。